
今回から複数回に分けて【FXトレード大全】シリーズを執筆していこうかと思います(^ ^)
この一連の投稿を見ていただけると今後の裁量トレードに大いに役立つ内容となりますのでぜひご覧ください。
まず第1章として、「各トレードスタイルの解説」をしてきます。
FXにはさまざまなトレードスタイルがあり、トレーダーのライフスタイルや性格によって適した方法が異なります。
本章では、
「スキャルピング」「デイトレード」「スイングトレード」「ポジショントレード」
の特徴と、実際に利益を出すための具体的な戦略 を解説します。
1. スキャルピング(Scalping)
1-1. スキャルピングとは?
スキャルピングは、数秒~数分の短時間で売買を繰り返し、小さな利益を積み重ねる手法 です。1回の取引で得る利益は数pipsですが、1日に何十回もトレード を行うことで利益を狙います。
1-2. 利益を出す戦略
① スプレッドの狭い通貨ペアを選ぶ
スキャルピングでは取引回数が多いため、スプレッド(売値と買値の差)が狭い通貨ペア を選ぶことが重要です。
✅ おすすめ通貨ペア:EUR/USD、USD/JPY、GBP/USD(流動性が高く、スプレッドが狭い)
② ボリンジャーバンド+RSIを活用
短期トレードのため、逆張りのエントリーが有効 です。
• ボリンジャーバンドの±2σに価格がタッチしたら反発狙い でエントリー
• RSIが70以上なら売り、30以下なら買い を検討
③ 経済指標の発表前後は避ける
短時間のトレードでは、突発的な値動きがリスク になります。
✅ 重要指標(雇用統計、FOMC、政策金利発表)前後の30分はトレードを控える
④ 損切りと利確を徹底
スキャルピングでは、小さな損失をすぐにカバーすることが重要です。
• 利確目安:5〜10pips
• 損切り目安:3〜5pips(リスクリワード1:2以上を意識)
2. デイトレード(Day Trading)
2-1. デイトレードとは?
デイトレードは、1日のうちにポジションを完結させる短期トレード です。スキャルピングよりも長い時間軸で取引し、数十pipsの利益 を狙います。
2-2. 利益を出す戦略
① トレンドフォロー戦略(移動平均線+MACD)
• 移動平均線(SMA25、SMA75)を使い、ゴールデンクロス(上昇トレンド)、デッドクロス(下降トレンド)を確認
• MACDが0ラインを上抜けたら買い、下抜けたら売り
② レンジ相場では「ブレイクアウト」を狙う
• 水平線(サポート・レジスタンス)を引く
• 価格がレンジの上限をブレイクしたら買い、下限をブレイクしたら売り
• ボリンジャーバンドのスクイーズ(収縮)後に拡大し始めたタイミングでエントリー
③ 取引時間帯を意識する
FXには、値動きが活発になる時間帯 があります。
✅ おすすめの取引時間:ロンドン市場(16:00〜24:00)、ニューヨーク市場(21:00〜翌3:00)
④ 損切りと利確の目安
• 利確目安:30〜50pips
• 損切り目安:15〜25pips(リスクリワード1:2以上を意識)
3. スイングトレード(Swing Trading)
3-1. スイングトレードとは?
スイングトレードは、数日〜数週間ポジションを保有する中期トレード です。トレンドの波に乗り、大きな値幅(100pips以上)を狙う のが特徴です。
3-2. 利益を出す戦略
① ダウ理論を活用してトレンドに乗る
• 高値・安値が切り上がっているなら上昇トレンド(買い目線)
• 高値・安値が切り下がっているなら下降トレンド(売り目線)
② フィボナッチ・リトレースメントを活用
• 上昇トレンドなら38.2% or 50%押し目で買い
• 下降トレンドなら38.2% or 50%戻しで売り
② フィボナッチ・リトレースメントを活用
• 上昇トレンドなら38.2% or 50%押し目で買い
• 下降トレンドなら38.2% or 50%戻しで売り
④ 損切りと利確の目安
• 利確目安:100〜300pips
• 損切り目安:50〜100pips
4. ポジショントレード(Position Trading)
4-1. ポジショントレードとは?
ポジショントレードは、数週間~数ヶ月単位でポジションを保有する長期投資スタイル です。ファンダメンタル分析を重視し、経済の大きな流れに乗る 戦略を取ります。
4-2. 利益を出す戦略
① 長期のトレンド分析(週足・月足を活用)
• 経済指標・中央銀行の政策金利・地政学的リスクを分析
• SMA200や一目均衡表の雲を活用
② スワップポイントを狙う
• 高金利通貨(AUD/JPY、NZD/JPY、USD/MXN)を保有し、金利差による利益を狙う
③ 利確と損切りの設定
• 利確目安:500〜1000pips以上
• 損切り目安:200〜500pips
5. 初心者におすすめの「コピートレード」という選択肢

ここまで4つのトレードスタイルを紹介しましたが、どの手法も「相場分析のスキル」や「時間的な制約」があり、初心者にとっては難易度が高いものです。
そこでおすすめなのが、コピートレード という方法です。
5-1. コピートレードとは?
コピートレードとは、プロのトレーダーの取引をそのまま自分の口座でコピーできる仕組み です。
つまり、自分で分析やエントリーをしなくても、FXで利益を狙える というメリットがあります。
5-2. コピートレードのメリット・デメリット
✅ メリット
• トレードの知識がなくても運用可能
• 自分でエントリー・決済をする手間がない
• プロトレーダーの実績を参考に選べる
❌ デメリット
• 選ぶトレーダーによっては損失を出す可能性がある
• 完全に放置するのではなく、定期的なチェックが必要
5-3. コピートレードがおすすめな人
- FXのトレード経験が少なく、まだ自分で売買するのが不安な人
- 仕事や家事で忙しく、チャートを長時間見る余裕がない人
- リスクを抑えながら、安定的に資産運用したい人
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まとめ:自分に合ったトレードスタイルを選ぼう!
トレードスタイル | 取引頻度 | 利益目標 | 取引時間 | おすすめタイプ |
---|---|---|---|---|
スキャルピング | 多い(1日10回以上) | 5〜10pips/回 | 短時間(数分) | 瞬時の判断力がある人 |
デイトレード | 普通(1日数回) | 30〜50pips/回 | 数時間 | ある程度時間を取れる人 |
スイングトレード | 少なめ(週に数回) | 100〜300pips/回 | 毎日チェック | 忙しい人・トレンドを狙いたい人 |
ポジショントレード | 最も少ない(月に数回) | 500pips以上 | 週に1回 | 長期的な視点で運用したい人 |
次の章では、各トレードスタイルに最適なエントリー戦略を詳しく解説します!