【FXトレード大全】第8章一目均衡表で「相場の未来」を読む！5つの線が導く高精度トレード術

2025年4月8日 2025年4月8日

前章では、MACDを活用したトレンド転換と順張り戦略について解説しました。

今回は日本発の強力なインジケーター、一目均衡表（Ichimoku Kinko Hyo） を取り上げます。

「名前が難しそう…」と感じるかもしれませんが、相場の“現在・過去・未来”を一つのチャートで把握できる超便利なインジケーターです。

1. 一目均衡表とは？

一目均衡表は、もともと新聞記者だった「一目山人（いちもくさんじん）」が開発した、日本発のテクニカル指標です。

1-1. 一目均衡表を構成する5つの要素：

線の名前	役割
転換線（9期間）	短期トレンドの把握
基準線（26期間）	中期トレンドの把握
先行スパン1	未来の抵抗帯の形成（雲の上限）
先行スパン2	未来の抵抗帯の形成（雲の下限）
遅行スパン	過去との価格比較（26期間前）

この中で、先行スパン1と2の間が「雲（くも）」と呼ばれ、価格が上にあるか、下にあるかでトレンドの方向性を判断します。

2. 雲を使ったトレンド判断とエントリー戦略

一目均衡表の最大の特徴は、「雲（抵抗帯）」によって未来のサポート・レジスタンスを予測できる点です。

2-1. 雲の使い方

• 価格が雲の上 → 上昇トレンド（買い優勢）

• 価格が雲の下 → 下降トレンド（売り優勢）

• 価格が雲の中 → レンジ相場 or 方向感なし

2-3. 実際のエントリー戦略

① 雲抜けトレード（順張り）

雲を抜ける＝トレンドの転換 or 加速ポイント！

▶ エントリー例（買い）

1. 価格が雲を上抜け

2. 転換線が基準線を上抜け（好転）

3. 遅行スパンがローソク足を上回る

4. エントリー → 上昇トレンドに乗る

💡 3つのシグナルが揃うと「三役好転」と呼ばれ、強い買いサインになります。

② 雲反発トレード（押し目・戻り）

雲が「サポート・レジスタンス」として機能するため、トレンド中の押し目買いや戻り売りの目安になります。

▶ エントリー例（押し目買い）

1. 上昇トレンド中、価格が雲の上にある

2. 一時的に下落し、雲に触れる or 転換線まで下がる

3. ローソク足で反発を確認してエントリー

③ ダマし回避に使える！

雲を抜けても遅行スパンがローソク足の下にあれば、「ダマし」の可能性が高いと判断できます。

2-4. 一目均衡表を使う上での注意点

• 雲の厚さがある場合は「強い抵抗帯」として意識されやすい

• 指標が多く、最初は見づらいので使い方に慣れる必要がある

• 長期足（4時間足・日足）で特に有効とされる

3. コピートレードを活用して一目均衡表をマスターしよう！

一目均衡表は慣れるまでやや複雑に感じるかもしれませんが、コピートレードで実際に使っているトレーダーをフォローすることで、使い方を自然に学ぶことができます。

▶ 学習のポイント：

「三役好転・三役逆転」でエントリーするトレーダーを探す
雲抜け後のエントリーポイントや決済タイミングを確認
チャートと比較して、自分の中でパターン化する

コピトレはただ真似るだけでなく、「学ぶ手段」としても非常に優れています。

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